作家性の放棄

芸術の「作家性」や「視点」の問題は、批評家に丸投げして良いものだと思います。写真に限らず、芸術家が大きな物語(Big Story)としての、唯一無二の「作家性」や「視点」を達成しようとしても、今や、その試みはことごとく破綻してしまうからです。(特に写真業では、その破綻が早めにやってきます)。2011年3月の震災では、無数の写真家が東北へ旅立ちましたが、はたして何人の写真家に「ワタシにしか撮れない写真」を撮ってきた自覚があるでしょうか。たとえばflickrには毎日数千枚の「アジアの路上」のスナップショットが上がってきますが、それらのアップロードから「独自の視点」を探す努力は、はたして報われるでしょうか。

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Kenji Hirasawa

仕事の打ち合わせだった。
Kodakのエンジニアと写真家の間に生まれたベトナム系カナダ人が「カステラ食べる?おいしいヨ」と言うので渋谷・のんべい横丁に行った。カステラと酒の組み合わせにやや難を感じながら座敷に入ると、隣にKenji Hirasawaがいるので驚いた。
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